森林技術者

山田さん

入社 7年

現場を支える小さな気配り
チームでつくる、山の仕事

CHAPTER 01

林業との出会いは
「たまたま」だった

林業を始めて10年ほどになります。出身は恵那市で、最初に就職した会社が林業の会社だった、というのがこの仕事を始めたきっかけです。もともと興味があったわけではないんです。でも、続けていくうちに、自分には向いていると感じるようになりました。
今は森林組合に入って7年目。若い頃、工場勤務をしていた時期もありましたが、その頃は「仕事に行きたくない」と思うことも多かった。でも林業に関しては、そう思ったことが一度もありません。大変だけど、やりがいがあるから続けられています。

CHAPTER 02

自然と向き合い、
仲間とつなぐ仕事

山の現場では、基本的に一人で行う作業が多いです。でも、全体としてはチームで取り組む仕事。木を切る人は、その木を運ぶ人が作業しやすいように配慮するし、運んだ先でも次の作業がスムーズに進むよう、みんなが次の人のことを考えて仕事をしています。
現場は自然が相手。大雪や大雨、機械のトラブルなどで思うように進まないこともあります。そんな時は焦ることもあるけれど、できることをコツコツ積み重ねて、乗り越えるしかないんです。ひとつひとつの作業が、仲間とつながって大きな成果になる。そこに林業の面白さがあると思います。

CHAPTER 03

頑張った分は、
しっかり返ってくる。

やってきてよかったと思えるのは、成績の良かった現場を振り返った時。山ごとに生産性が数値で出るので、成果が目に見えて分かるんです。頑張った分が報われる仕事ですし、夢もあります。
今の組合では、市内の現場が中心なので、通勤も無理がなく、朝も早すぎず、夕方には帰宅できる。新しい技術や機械の導入にも積極的で、興味のあるものにはチャレンジできる環境もある。
自分のペースで働ける林業の仕事は、体を動かすのが好きな人や、自分の手で働く実感を得たい人にこそ向いていると思います。今は後輩がひとり。もっと仲間が増えてくれたらうれしいです。

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