森林技術者
入社 17年
自由と責任の中で生まれる、
“自分で考える力”
森林技術者
入社 17年
自由と責任の中で生まれる、
“自分で考える力”
CHAPTER 01
実家は自営業で、林業とはまったく関係のない仕事をしていました。でも、身の回りには林業に携わっている人が多くて、自然と興味を持つように。何も知らないまま飛び込んだ世界でしたが、不思議と「やっていけるかも」と思えました。最初は郡上で8年ほど働いて、その後、奥さんの実家がある中津川に移ることになり、運よく今の森林組合に入ることができました。
CHAPTER 02
林業に入って初め怖かったのは、やっぱり刃物を扱うこと。チェーンソーなんて初めてでしたし、慣れるまで緊張の連続でした。昔は親方のやることを見て覚えるのが基本で、細かく教えてもらえる時代ではなかった。でも、今は新人向けの講習会や研修も整っていて、ずいぶん変わりました。
山の仕事は基本ひとりでやることが多く、自分の判断で動くことが求められます。だからこそ、自由もあるし、責任もある。危険もありますが、その分、やりがいや爽快感もあります。
CHAPTER 03
山の中は静かで、鳥の声くらいしか聞こえません。人と会うのは朝の打ち合わせとお昼くらい。そんな環境が、自分には合っていたのかもしれません。20年以上やってきて、今は下の世代に教える立場にもなりました。とはいえ、自分のやり方を押しつけるようなことはしません。最低限の安全だけ伝えて、あとはその人のやりやすいやり方を尊重しています。
林業は、見えないところで地球の環境を支えている仕事です。人目にはつかないけれど環境を守るという、やりがいは大きい。やってみたいと思う人がいたら、まずは飛び込んでみてほしいです。
山で食べるお昼ご飯は、すごく美味しいんですよ。