森林技術者
入社 6年
気づけば、
山の仕事が一番しっくりきていた。
森林技術者
入社 6年
気づけば、
山の仕事が一番しっくりきていた。
CHAPTER 01
以前は美容師や飲食店で働いていましたが、収入面や勤務時間の厳しさから、「このままじゃ続けられない」と感じていました。そんな時に、市役所に勤める父から「林業やってみたら?」と勧められたんです。
林業のことはまったく知らなかったですが、ハローワークで紹介してもらって飛び込んでみました。最初は右も左もわからない状態でしたが、それでも一歩踏み出したことで、自分に合った働き方に出会えたと思っています。
CHAPTER 02
現場によっては山の奥まで1時間以上かかることもありますが、自然の中で働く日々は、思っていた以上に心地よいです。お昼は妻が作ってくれたお弁当を山の中で食べることが多くて、それがまた本当においしい。土曜日はコンビニ弁当やカップ麺を持っていくこともあって、湯を沸かして食べるのもまた楽しい時間です。
雨の日は休みになることもありますし、午後から崩れる予報なら午前中だけ働いたりと、柔軟に動けるのもこの仕事ならでは。完全に自由というわけではないけれど、バランスを取りながら働けるところが、自分には合っている気がします。
CHAPTER 03
林業に入って6年目になりますが、まだまだ覚えることはたくさんあります。木は1本1本違うので、伐倒も思った方向に倒すのが簡単ではありません。それでも、経験を重ねるうちに「こうやれば、こう倒れる」という感覚が少しずつつかめてきました。
体力には自信がなかったけれど、続けていくうちに自然と筋肉がついて、体重も増えました。道具は自分で揃えますが、力があまりないぶん、なるべく軽いものを選んで使っています。
今はまだ若手で、先輩についていく立場。教えるよりも学ぶほうが自分には合っていると感じています。でも、いずれは教える側に立つ日が来るかもしれません。今は目の前のことを一生懸命やって、少しずつでも前に進んでいけたらと思っています。