森林技術者
入社 21年
経験の積み重ねと、
現場を預かる責任
森林技術者
入社 21年
経験の積み重ねと、
現場を預かる責任
CHAPTER 01
林業の仕事を始めたのは、もともと坂下町の森林組合でアルバイトをしたのがきっかけでした。中津川市に合併する前のことです。当時のアルバイトは、木を切るような作業じゃなくて、ちょっとした手伝い程度。でも、それが山の仕事に興味を持つきっかけになりました。
今は副班長として、チームをまとめています。現場の責任者でもあるので、作業だけじゃなくて、全体の進行や安全にも気を配らなきゃいけません。昔は先輩にくっついていくのが精一杯でしたけど、今は後輩に教える立場。木の種類や切り方、段取りの考え方など、自分が経験してきたことを伝えるようにしています。
CHAPTER 02
作業する場所は組合から指示がありますが、どうやって進めるかは現場の僕たちが、一から考えます。山の状況を見て、どの木から切るかなど、いろいろと頭を使う仕事です。うまくいかないこともありますが、計画通りに進んだときは、やっぱり嬉しいです。
今やっている現場は、14ヘクタールの広さがあって、東京ドームでいうと3個分くらい。それを3人で2〜3か月かけて作業する予定です。朝はみんなで雑談からスタートして、そのあと今日の作業の打ち合わせ。それから、それぞれの持ち場に向かいます。こんなふうに話す時間があるから、自然とチームワークも良くなっていると思います。
CHAPTER 03
林業の仕事を続けてきて、最近は特に「この仕事って大事だな」って感じるようになりました。山って、手入れをしないとどんどん荒れていくんです。そうなると災害のリスクも増えます。だから、僕たちの仕事は森を守るためにも欠かせないんだと思います。
今後は、若い子たちがこの仕事に入ってきてくれたら嬉しいですし、自分たちの経験をしっかり伝えていけたらいいなと思っています。自分が仕事をしている姿を見て、「やってみたいな」と思ってもらえるように、これからも頑張っていきたいです。