森林技術者

大橋さん

入社 2ヶ月

木工から林業へ、
源流に立つという選択

CHAPTER 01

木と生きる、
自分らしく生きる

22歳から木工の仕事に就き、造作家具やリサイクル木材の家具などを手がけてきました。名古屋出身ですが、職業訓練校や仕事を通して岐阜と関わりを持ち、やがてオーストラリアへ。現地では約8年間、木工の仕事を続けながら、家族を築きました。
そして今、家族とともに中津川へ。自然や歴史に惹かれていた土地で、改めて「木」に携わる仕事を選びました。これまで見てきたのは加工された木材。今は、その“もっと前”、森の中に立つ木と向き合っています。
木工製品の源流に立つことは、自分にとってのモチベーション。ようやく見つけた、自分の暮らしと働き方のバランスが取れる場所です。

CHAPTER 02

はじまりは、
道具の手入れから

入ってまだ2ヶ月。日々、新しいことの連続です。初日は、組合から支給されたチェンソーの点検と整備のやり方から学びました。危険が伴う仕事だからこそ、道具の手入れは欠かせません。調子の良し悪しが、そのまま仕事の質にもつながってくると実感しています。
先輩方と一緒に作業しながら、少しずつできることが増えてきました。チェンソーの扱い、2人での作業、安全な仕事の手順。優しい先輩たちが、落ち着いた雰囲気の中で丁寧に教えてくれるので、焦らず一歩ずつ前に進めています。
初めての給料明細を手にした時、「これを妻に見せられる」と、ホッとした気持ちになりました。ようやく始まった新しい生活。ここからが本当のスタートです。

CHAPTER 03

森の中で感じる
「マイルドな高揚感」

まだまだ覚えることは多いですが、今の仕事をやっていてよかったなと思う瞬間があります。それは、自分の立っている場所から裾野の方まで、木々の間からスーッと視界が開ける景色が見えた時です。思わず写真を撮ってしまうような、静かな感動。春のやわらかな光と空気に包まれて、気分がスッと整っていくような感覚があります。
この仕事には「安全第一」が大前提。だから、雨の日は休み。有給もあって、結果的に土日祝と同じような出勤日数で働けるのもありがたいですね。
木材が製品になるまでには多くの人の手がかかっています。その最初の段階を担う林業は、社会にとっても大切な仕事。今はまだ道の途中ですが、自分が「木」とともに生きている実感があります。

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